「勤怠管理Plus」とは? freeeとマネーフォワード、名前が似た2つの違い
「勤怠管理Plus」「クラウド勤怠Plus」で検索すると、freeeとマネーフォワードの2つのサービスが並んで出てきます。名前がよく似ているので、同じものの呼び方違いだと思われがちですが、実は別のメーカーの、しかも位置づけの違うサービスです。
ここが分かりにくいのは、2社で「Plus」という言葉の使い方が違うためです。まずそこから整理します。
「Plus」の意味が、2社で違う
- freee勤怠管理Plus — これが正式なサービス名です。「Plus」は上位版という意味ではなく、名前の一部です。つまり freeeの勤怠管理サービス=freee勤怠管理Plus の1つだけです
- マネーフォワード クラウド勤怠Plus — こちらは「クラウド勤怠」という通常のサービスがあったうえでの、上位サービスです。つまりマネーフォワードには勤怠が2種類あります
「Plusと付いているほうが高機能な上位版だろう」と考えると、freeeのほうで話が合わなくなります。ここが最初のつまずきどころです。
freee勤怠管理Plus — 迷うのは「freee人事労務との違い」
freeeを検討する場合、実際に迷うのは Plus の有無ではなく、freee人事労務に入っている勤怠機能との違いです。
freee人事労務は、スタンダードプラン以上に勤怠機能を内蔵しています。勤怠打刻・勤怠ワークフロー・勤怠アラートに対応しているので、標準的な勤怠であれば人事労務だけで完結できます。
一方の freee勤怠管理Plus は勤怠に特化した専用サービスです。PC・スマホ・共有端末・ICカード・生体認証といった多彩な打刻に対応し、在宅・シフト・フレックス・裁量労働・変形労働など複雑な就業ルールを扱えます。勤怠管理のみでの導入も可能で、freee人事労務へAPI連携すれば給与計算までつながります。公式では、従業員51〜1,000名ほどの法人に向くと案内されています。
選び分けの目安
- 就業ルールが標準的で、給与計算まで1つにまとめたい → freee人事労務(スタンダード以上)で完結
- 就業ルールが複雑、打刻方法を選びたい、人数が多い → freee勤怠管理Plus
内蔵勤怠との詳細な機能差は公式の比較情報でご確認いただくのが確実です。判断に迷う部分は、実際の就業規則を拝見してご相談に乗ります。
料金の考え方
freee勤怠管理Plusは 1ユーザーあたり年額3,600円(税抜・月額換算300円)・初期費用0円 です。freee人事労務のスタンダードプランは基本料金が年額48,000円(従業員5名分込・税抜)で、6名以降は1名あたり月額800円が加算されます。
いずれも参考価格です。最低利用人数や無料体験の有無は公式サイトでの明記が乏しいため、正式な条件はお見積りとあわせてご確認ください。
マネーフォワード クラウド勤怠と勤怠Plus — 規模で分かれる
マネーフォワードは、規模と要件で2つに分かれます。
マネーフォワード クラウド勤怠(通常版)は、50名以下の企業を主な対象としたサービスです。ICカード・スマホ(GPS位置情報)・PC/タブレットでの打刻、申請・承認のワークフロー、シフト管理、複数拠点の集計に対応します。残業上限規制の集計や有給休暇の自動付与、36協定の順守状況などのアラートも備え、集計した勤怠データはマネーフォワード クラウド給与へワンクリックで連携できます。
クラウド勤怠Plus は中堅〜大企業向けの上位サービスです。在宅と出社の混在、部署ごとに異なる就業ルールといった複雑な要件と、厳格な労務統制に対応します。資格ベースの高度なシフト、36協定のリアルタイム監視、勤務間インターバルなどが特徴です。
ITPOINTでのお取り扱いについて — ITPOINTではPlusプランの提案は行っておらず、ビジネスプランまでのご提案となります。マネーフォワード クラウドは統合プラン(ひとり法人/スモールビジネス/ビジネス)の範囲でご案内しています。なお、この記事で扱うもうひとつの「Plus」=freee勤怠管理Plus は別メーカーのサービス名で、こちらは通常どおりお取り扱いしています。
料金の考え方 — ここが最大の違い
通常のクラウド勤怠は、統合プランに含まれます。 会計・請求書・経費・給与なども同じプランで使えるため、勤怠だけの追加費用という形にはなりません(法人向けは ひとり法人 年額29,760円/スモールビジネス 年額53,760円/ビジネス 年額77,760円・いずれも税抜)。ビジネスプランでは勤怠は基本5名まで含まれ、6名以上は1名につき月額300円が加算されます。
一方、クラウド勤怠Plusは統合プランに含まれません。 別料金となるため、ここを混同したまま予算を組むと差が大きくなります。ITPOINTではPlusプランの提案は行っておらず、ビジネスプランまでのご提案となります。
「Plus」で迷ったときに確認する3つのこと
- 今の人数と、数年後の人数 — 50名前後が、マネーフォワードで通常版と上位版が分かれる目安です。freeeも人数規模が選び分けの材料になります
- 就業ルールの複雑さ — 部署ごとに異なるルール、変形労働、勤務間インターバルの管理などがあるかどうか
- 給与ソフトとのつながり — すでに使っている(これから使う)給与ソフトへつながるか
この3つが決まると、候補はかなり絞れます。料金の考え方そのものは「クラウドSaaSの料金の考え方」で整理しています。
かんたんSaaS診断
人数と就業ルールを選ぶだけで、自社に合う勤怠の組み合わせがわかります。
解決したいことを選ぶだけ。おすすめの組み合わせと参考価格の概算をその場で表示します。会社名・メールアドレスの入力は不要です。
診断をはじめる(約1分)「Plus」が付かない選択肢も、並べて考える
勤怠管理は、freeeとマネーフォワード以外にも選択肢があります。
- KING OF TIME 勤怠管理 — 1人あたり月額300円(税抜)・初期費用0円のワンプライスで、人事労務・給与も同じ料金に含まれます。最低利用人数・最低契約期間がありません
- Touch On Time 勤怠管理 — 1人あたり月額300円(税抜)・初期費用0円。指紋・ICカード・ID+パスワードの3認証を1台にまとめた専用タイムレコーダーがあり、PC接続が不要です
「Plus」という名前で絞り込むより、打刻方法・料金の考え方・給与とのつながりの3軸で見たほうが、結果的に早く決まります。詳しくは「勤怠管理システムの選び方」をご覧ください。
まとめ
- freeeの「Plus」はサービス名の一部 — 迷うのはfreee人事労務の内蔵勤怠との違い
- マネーフォワードの「Plus」は上位サービス — 通常版は統合プランに含まれ、Plusは別料金。ITPOINTではPlusプランの提案は行っておらず、ビジネスプランまでのご提案となります
- 決め手になるのは、人数・就業ルールの複雑さ・給与ソフトとのつながり
ITPOINTは freee・マネーフォワード クラウド・KING OF TIME・Touch On Time の勤怠管理をいずれも正規に取り扱っています(マネーフォワード クラウドはビジネスプランまで)。特定のメーカーに偏らず、就業ルールと拠点の状況をお伺いしてご提案します。
料金や機能を並べて確かめたい方は勤怠管理システムの比較・選び方へ、自社に合う組み合わせと概算をその場で知りたい方はかんたんSaaS診断(選択式・約1分)をお試しください。ご不明な点は無料相談からお気軽にどうぞ。