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業務効率化

クラウドSaaSの料金、どう比べる?課金モデルの違いを整理

約7分で読めますITPOINT編集部

「A社は月300円、B社は月4,480円。ずいぶん違う」——クラウドSaaSの料金表を並べると、こんな印象を持つことがあります。

でも、この2つは そもそも数えている単位が違います。前者は1人あたり、後者は1社あたりです。この記事では、料金を正しく見比べるための 課金モデルの違い を整理します。

掲載している金額は、いずれも当社が取り扱う製品の 参考価格(税抜) です。正式な金額・適用条件はお見積りでご案内します。

課金モデルは大きく3タイプ

クラウドSaaSの3つの課金モデル:1人あたり型・まとめて型・人数段階型

タイプ1:1人あたり型(従業員数で決まる)

利用する従業員の人数に、単価をかけて計算します。勤怠管理でよく見られる形です。

分かりやすさが最大の利点 です。人数×単価で予算が読めます。人が増えれば費用も増えますが、少人数のうちは安く始められます。

タイプ2:まとめて型(1社あたりで、複数サービスが使える)

会社単位で料金が決まり、その中で複数のサービスを使えます。マネーフォワード クラウドがこの形です。

  • ひとり法人 — 年額29,760円(税抜/月額換算2,480円)
  • スモールビジネス — 年額53,760円(税抜/月額換算4,480円)※各製品3名まで
  • ビジネス — 年額77,760円(税抜/月額換算6,480円)
  • IPO準備〜大企業 — 要問い合わせ
  • (個人事業主向け)パーソナル 年額15,360円/パーソナルプラス 年額35,760円

この料金に、会計・請求書・経費・勤怠・給与・社会保険・年末調整・契約などが含まれます。複数の業務をまとめて使うほど割安に感じられる 構造です。

ただし人数には基本枠があり、超える分は従量課金になります(ビジネスプランでは会計・請求書は4名以上で1名につき月300円、経費は6名以上で月500円など)。スモールビジネスに従量課金はなく、4名以上で使う場合はビジネスプランへの変更が必要です。

タイプ3:人数段階型(人数の「幅」で定額)

「〜20人」「〜100人」といった段階ごとに定額です。顔パス勤怠がこの形です。

  • 〜20人 — 年額47,760円(税抜/1人あたり月額換算 約199円)
  • 〜100人 — 年額192,000円(同 約160円)
  • 〜300人 — 年額516,000円(同 約143円)
  • 〜500人 — 年額780,000円(同 約130円)

段階の中では人が増えても費用が変わらない のが特徴です。逆に、段階の下限に近い人数(例:21人)だと1人あたりの単価は高くなります。自社の人数が段階のどこに位置するかを確認するのがポイントです。

番外:基本料金+ID料金の組み合わせ型

会社単位の基本料金と、利用人数分のID料金を足す形もあります。freee経費精算は基本料金 年額90,000円(税抜・年払)+ID料金 1IDあたり月額550〜650円(年払は人数に応じて割引)という構成です。

比較するときの3つの注意点

注意1:「含まれる範囲」が違う

同じ金額でも、使える範囲が違えば比較になりません。

たとえばKING OF TIMEの1人あたり月額300円には、勤怠管理だけでなく 人事労務・給与計算まで含まれます(給与利用時は人事労務との連携が必要)。一方、勤怠のみの製品と単価だけを比べると、この差が見えません。

Touch On Timeも月額利用料に全機能とサポートが含まれ、オプション料金がありません。

「その金額で何ができるか」まで含めて比べる ことが必要です。

注意2:機器費・オプションが別にかかる場合がある

本体料金のほかに、機器やオプションの費用が発生することがあります。

  • Touch On Time — スマホ・タブレット・Webブラウザ打刻は追加費用なしですが、専用のタイムレコーダー(94,800円〜)などは別途費用。顔認証(Facee)は1ユーザー月額100円
  • 顔パスキー&入退室 — 初期費用(1施設30,000円)が必要で、タブレット・Webカメラ・モニター費用や設置工事費は含まれません

「初期費用0円」と書かれていても、機器が必要かどうかは別の話 です。

注意3:年払と月払で総額が変わる

多くの製品は年払で割安になります。freee会計は年払で最大25%の割引が適用される場合があり、freee経費精算の基本料金も年払は月額換算7,500円(年額90,000円)、月払は月10,000円(年120,000円相当)です。

当サイトでは、freee・マネーフォワード クラウド・TIGEREYE の料金を 年額表示に統一 し、月額換算を併記しています(従量や追加ID・追加人数などの単価は月額のまま)。年間の総額で比べていただくためです。

予算を考えるときの順番

料金表を見比べる前に、次の順で整理すると迷いません。

  1. 使う業務を決める — 勤怠だけか、会計や給与まで含めるか
  2. 利用人数を数える — 全従業員か、管理者だけか(製品により対象が違います)
  3. 機器が必要か決める — 専用の打刻機を置くのか、スマホ・ブラウザで済ませるのか
  4. 年額で比べる — 月額×12+機器費+想定される従量を足して総額で見る

この4つが決まれば、どの課金モデルが自社に合うか自然に見えてきます。

ITPOINTの導入支援費用は別途です

なお、当サイトに掲載しているのは メーカーのライセンス料金 です。プラン内の「初期費用」はライセンスの初期費用を指します。

ITPOINTによるセットアップ・環境構築・導入支援は別途費用となり、内容をヒアリングのうえお見積りでご案内します。導入費用はIT導入補助金の対象になる場合があります(対象や枠は年度・公募回により異なります)。

まとめ

課金モデル数え方向いている場面
1人あたり型人数 × 単価予算を読みやすくしたい/少人数から始めたい
まとめて型1社あたり(複数サービス込み)複数の業務をまとめて使いたい
人数段階型人数の幅で定額段階の上限に近い人数で使う
基本料金+ID型会社単位+利用人数分使う人だけに絞って使いたい

単価の数字だけでなく、含まれる範囲・機器費・年額の総額 の3点をそろえて比べることが、正しい比較の条件です。

業務ごとの製品比較は機能から探す比較ページにまとめています。「自社の人数と業務だと、結局いくらになるのか」は、条件をお伺いすればお見積りでご案内できます。無料相談からお気軽にご相談ください。

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