F-Crew株式会社

業種
飲食業
組織の規模
100~300名
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1992年創業のF -Crew株式会社は焼肉店を基幹事業に飲食店6店舗とフィットネスジムを経営し、東は倉敷、西は広島市まで広く親しまれています。
特に福山市の皆さんなら一度は行ったことがあるようなお店を複数経営されているため、お店の良さは実際に足を運んで体験していただくとして……。今回は、代表取締役の広川永哲氏が経営者としてどのようなことをお考えなのかを中心にインタビューして参りました!

経営者として大切にされていることはなんですか?

私が経営者として失敗してきて大事にしていることはいっぱいあるんですが……いっぱいあるなあ。(笑)
どのオーナーさんも一緒だと思いますけど、何事も人がいないとできないので、人材の育成やスタッフとの関係性を大事にしていますね。
例えば経営者が1人で勉強会に行って学んで帰ってきても仕方がなくて。旗を振るのは社長ですが会社を変えていくのは社員なので、どれだけいい内容のことを学んでスタッフにやってもらおうと思っても関係性が悪かったら結局やらないですよね。

会社のコンセプトである「5つのF」・「8つの精神」・「行動5原則」・「ありがとう8訓」などの指針はどのように生まれたのでしょうか?

詳細:https://f-crew.love/concept/

実は「そんなものは必要ない」と否定されたところから始まったんです。私が当時20才で先代の母と会社を一緒に始めた時に、どうせお前がやるんだからお前が勉強しろと言われて、勉強したら逆に否定されたんですよ(笑) 経営理念や指針があるだけの会社って山ほどありますから。
その後、私の場合は人よりたくさん失敗してきた自信もあるので、講演会でこうしたらいいと聞いた事よりも、こうしたら失敗すると経験することで様々なことが身につきました。その失敗からこうしちゃいけないなってことと、こうありたいなという両軸を元に作っていったという感じですかね。

理念や精神は初めからこの形だったのでしょうか?

いえ、経営理念は2回変えましたし、行動指針は3回変えました。
その変更は時流に合わせた変更で、意味合いはずっと変わっていません。例えば20世紀と21世紀の境で変えたりとか、言い回しが変わったり少し要素が足されたりといった変更でした。
おそらく僕の代で理念はこれ以上変わる要素がないので変わらないと思いますが、そこから波及していく指針に関しては、これからも時流に合わせてアップデートしていくと思います。

システム導入について

システム導入のきっかけを教えてください。

税務の方は労務よりも早い段階で税理士さんから色々なソフトをご紹介いただいていました。労務に関しては業務効率をよくするためにDXをどう活用していくかを考えていて、たまたまDXの展示会に行った時にクラウド勤怠システムをみて、使えそうだと思ったので説明会を受けました。最初は担当が私じゃなかったんですが、当時の担当が、システムを入れたら給与計算が早くできますとか労務とここを連携させると効率的ですとか、色々教えてもらってどんどん福島ワールドにハマっていった感じですかね。(笑)
その後リクルートに関しての相談をさせてもらって、今のシステムを1年くらいかけて構築しているところです。

システムを導入してなにか変化はありましたか?

本格的に使い始めて2年半経ちましたが、上手く使えるようにご指導いただいたこともあってやっと使い慣れてきたと感じています。今は効率的に色々な業務が進んでいて、ベストではないですがベターかなと感じています。

システムを使っている上で改善したい部分やもっと良くなりそうな点はありますか?

そもそも論になってくるんですけど、元々日本は先進国の中でもITリテラシーが低いんです。そしてコロナ禍になってDX化が急に始まってしまい、なかなか扱う側が追いついていない。つまりDX化していくと初めは余計複雑化していくんです。僕はここがポイントだと思っています。

要はITリテラシーが低いメンバーでやっていくので、システムをどう扱ったらいいのかわからない。そしてどうやって問題を解決していけばいいのかということが自分たちで見出せない。何事もトライ&エラーをして慣れていくことで気づくことも沢山あるはずなんですが、IT系のものは特殊すぎるので上手くフィットするまで最初に時間がかかるんです。これはどの会社も似たようなことを言えるんじゃないかと思っていて、問題はそこから「どう解決していくか」ということだと思います。

「おべんちゃらを言うわけでもなくて、ITPOINTさんにアフターフォローを丁寧にしてもらったというのは本当です。」

代表取締役 広川永哲氏

特に経理担当と現場スタッフにとっては、最初から今の段階までが楽な道のりだったかというと、そうじゃなかった。ですから、アフターフォローの行き届いていない会社さんに導入やサポートを頼むのは難しいんじゃないかと思います。『蛇の道は蛇』だということですね、DX化も。

とはいえ当社もさっき言ったようにトライ&エラーの途中なので、ベターだけどベストじゃないと思っています。色んなものがアップデートされていきますから。
なんとなく「デジタル化したらすぐに結果出るんだろう」「早くできるんだろう」というのは大きな間違いですね。

複数店舗を運営されていますが、人事労務の管理で難しいところはどこでしょうか?

ここもITPOINTさんに沢山助けていただいたんですが、やはり現場のスタッフはITリテラシーが低い子が多いんです。例えばこの間まで中学生だったという子を採用した時に、申請や口座がどう、マイナンバーがどうとかって全くわからないんです。
さらに年齢が高校1年生から高齢の方までと幅広いので、そのやりとりを進めていく上で進捗に差が生まれてしまうんですね。進捗の早い遅いや、何か助けがいる・いらないという違いもあります。今はかなり緩和されてスムーズに進むようにはなりましたが、業種としてはそういう難しさがあります。
ですので、現場と本部のリレーションがすごく重要だと思います。採用した子を現場の人間が指導しフォローする必要があるのですが、本部で労務を管理する人にはやはり細かい進捗まではわからないんですね。日々これどうなってる、あれどうなったというコミュニケーションの連続で、それを一つずつパターン化して工夫することで、現場のフォローは現場が上手くやってくれていますね。

最後に、今後の展望を教えてください。

当社は飲食業なので食べ物が軸ですが、私が体を動かすのが好きなのでフィットネス業を始めました。ただ、顧客獲得数が少なく正直まだ上手く行っていないので、ここをもうちょっと頑張って伸ばしていきたいと考えています。
しかし今のこの瞬間にも、業界として伸びている業界と斜陽産業とがあり、さらにコロナで時代が早送りになってしまったのでまだなんともわからないことが多く様子見をしています。

また、戦争が起きたり円安に激しく振っていたりと、昔と同じやり方だと本当に上手くいかないと考えています。例えば当社の東深津にあるお店は、21年前にオープンしましたが、今なら建設費だけでも当時の倍くらいかかると思います。その上がった分だけ、人件費も上がって、もちろん売価もいくらかは上がっているんですが、これでは上がったコストと頂いている販売単価の上げ幅って合わないんです。だから同じことをやっていたら間違いなく上手くいかないんですね。

そこで大事にしていることの一つで「タイミング」があります。例えば人と出会うこともタイミングですし、お金をかけたからといっていい人に会えるわけじゃない。土地も一緒で、お金をかけたからいい土地が買えるわけではないので、マーケットや経済の変化に逆流しないように上手くフィットしながら、急速にではないんですけど、いいお店は作りたいなと思いますね。沢山お店を作りたいというのは私ももう50歳なので考えていなくて、いいお店を作りたいと思っています。

F-crew株式会社の広川さん、インタビューありがとうございました!

<コラム>新米PR髙木の気になる〇〇

新米PRである髙木が、ご担当者様とお話する中で気になったことを勝手に掘り下げるコーナー。今回のテーマは『失敗から立ち上がるには』。
お話の中で何度も登場した「トライ&エラー」という言葉と、私は失敗から多くのことを学んだというお話がとても印象的だったので、人生の先輩としてズバリ伺ってみました。

トライ&エラーの「エラー」から立ち上がる時、挽回する時のコツはありますか?

これはね……僕も繊細だったんですよ。凹んで凹んで、今でもそうかもしれないけど。一つは慣れかなあ。あと、みんな「バックボーン」ってあるじゃないですか。人間の部位でいうと「背骨」なんですけど。背骨がないと立てないんですよ。要は、自分のバックボーンって作った方がいいと思うんです。
僕の場合は祖父が戦争を経験していて、当時の話を聞いてからはどれだけ苦しくても「祖父よりは辛くはない」と考えることで、グーっと凹んでもまだ頑張れると思えるんです。だからウチのアルバイトさんも社員さんも最初に『知覧特攻隊』のDVDを見てもらうんです。泣く子もいるし感銘を受ける人もいます。
昔は親や先祖が苦労したというのがあったし、今でも貧しい国から来ている留学生に夢を聞くと「車を買うこと」とか「お母さんに冷蔵庫を買ってあげたい」という生活レベルの人もいる。しかし私の息子を見ていても感じることですが、満たされて平和すぎると「バックボーン」は形成されないんです。あえて自分で厳しい道を進んでいかない人はなかなか強くはなれない。
だから、立ち直るためにどうするかというと、あえて厳しい道をいく。自分の精神を強くしていくことを自分で選択していく。楽な道ばかりいくとなかなか立ち直れる精神を養うことはできないですよね。失敗は沢山した方がいいですよ。失敗と経験からしか学べないですから。

F-Crew株式会社

業種
飲食業
組織の規模
100~300名
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