1990年創業以来、ステンレスの加工を専門に福山で活躍されている会社。
技術力の高いスタッフがお客様の個性ある発想をイメージ通りの形にすることを理念とし、全国からお問合せをいただいています。
本日はそんな有限会社セイコーステンレスの下宮氏にお話を伺ってきました!
御社の強みはなんですか?
お客様が希望される形状や寸法の製品を短納期で製作できるところです。法人だけでなく、個人からの受注に応えられるのは、パイプの切断・溶接・曲げとそれぞれの加工のエキスパートがいてお客様のニーズにあったオーダーメイド制作ができることに加え、それらの個別の請求・納品・受注に対応できる事務がいるからです。規格品であっても、使うお客様それぞれが欲しいカタチや寸法に手を加え、新たにお作りする「使う側目線での物作り」をしています。
また、急な変更や短期間での納品にもスピード感を持って対応できたり、一つ一つの注文に対して細やかで丁寧な気配りができたりするのは、自社工場ならではの強みです。
最初は地元だけで受注していましたが、オンラインでの販売を始めてからはホームページを見たお客様から「こんな物も作れますか?」と日本全国より問い合わせが来るようになりました。
郵便局のスロープ手摺
物干しハンガーパイプ
システムを導入されたきっかけを教えてください。
従業員が3,4人増えたことがきっかけで、それまで手計算で行っていた勤怠集計と給与計算が難しくなったんです。すごく時間がかかってしまい、給与の支払いがギリギリになることもありました。労務に関する業務が属人化しており困っていました。そこで社長がインターネットで検索したところfreeeを見つけたんです。
最初の立ち上げを自社で行おうと思ったのですが、使い始める前のアカウント設定で詰まってしまって・・・。正直ソフトを使いこなせるのかすごく不安でしたし、ついていけないとも思いました。そんな時に代理店としてITPOINT合同会社を知りました。当時は他の代理店とも迷いましたが、ITPOINTの方が私の話をよく聞いて、自分に合わせたものを作ろうとしてくれていると感じました。なんというか「私の中に入ってきた」という感覚がありました。
導入後の業務にはどんな変化がありましたか?
普段freeeでは主に請求書・納品書を発行していて、それを皆で確認できるようになったのが大きな変化でした。以前は自分で作った請求書・納品書に日付の間違いなどのミスがあった場合、後から自分で気づくしかありませんでしたが、今は皆で閲覧できるのでミスがないか確認しあっています。
人事労務の面ではfreeeとKING OF TIMEを併用しています。導入する前は従業員が手書きした業務日報を元に勤怠を手で打ち出していましたが、今は従業員本人の打刻を基準にしており、システム上で原因不明のエラーがあった場合のみ業務日報を参照して事実確認をしています。
今も自分の確認のために紙のノートに有給の希望日など従業員から直接聞いたメモを残しています。そして従業員が有給の申請を忘れた時など、データがシステムに反映されていない時には直接本人に確認しています。せっかくシステムを入れたのに無駄かもしれませんが私の安心のために必要な作業です。正直、システムを入れたら残業の確認や勤怠の集計をしなくてよくなるのかと思っていたんですけどね。(笑)
確かにシステムはYES/NOしか出してくれません。その時に何があったのか、どんな会話があったのかなど、修正・申請に至るまでの背景は担当者様の記録次第なんですね。(髙木)
「ITPOINTのサポートがあるから、もう3年も運用できています。」
下宮氏
他にも、月初の給与の振込作業をITPOINTさんに現地でサポートしていただいています。打刻も確認していただいていて、不明点や法規的に引っかかりそうな部分があったらすぐに連絡してくださいます。
これは現地対応ならではのことですが、毎月の振込作業の時に世間話の一貫で色々なことを知ることができます。労務やその他の法律はどんどん変わっていっていますし、ぼやっと把握していることの細かい部分を聞けるのでいい時間になっています。
導入してから大変だったことはありますか?
当社は製造業なのでITに強くない社員もいます。その為、新しいシステムに慣れるのに時間がかかったり、操作を難しく感じたりする面もありました。普段からパソコン操作に慣れている人なら簡単に出来るんだろうけど、そうでない人は一から覚えるのが大変でした。
そんな中でITPOINTさんのサポートには助けられました。メールや電話だけでなく、直接来てくれ、顔が分かる対応をしてくれたのが良かったですね。
システムを導入して終わり、ではなく今も継続してフォローしてもらっておりいつも助かってます。
有限会社セイコーステンレスの下宮さん、インタビューありがとうございました!
※掲載内容は取材当時のものです。
ウェルカムゲート
<コラム>新米PR髙木の気になる〇〇
新米PRである髙木が、ご担当者様とお話する中で気になったことを勝手に掘り下げるコーナー。今回のテーマは『安心材料』。
インタビューさせていただいた下宮様は2000年ごろからセイコーステンレスの経理事務を担当。手城町から現在の社屋に移動した時のことも全て見てこられました。
システム導入に伴って長く続けてきたやり方を変える時、やはり下宮様も「使いこなせるだろうか」「ついていけるだろうか」と不安を感じられたそうです。そんな中でもご自身のやり方とシステムを混ぜ合わせることで安心して運用されていました。
例えば、本編でも紹介されていたようにノートに有給や給与の記録を残したり、他にも毎月の勤怠を表にして印刷したものを残したり、その記録によって従業員の方に丁寧なフォローを続けられているのが印象的でした。
システムを導入したからといって、全てオンライン上でやらないといけない訳ではなく、ご担当者様が安心できる形で運用をしていけばいいのだということに気付かされました。
お話を通して、下宮様が業務をする上で長年愛用されているノートへの記録が安心材料となっているように、弊社のサポートがクラウドで業務をする上での安心材料になれているのでは......!と嬉しく思いました!