1994年創業の内海商会は広島県福山市に位置する、内海さんご夫婦が営む建築会社です。広島県を中心に中国地方で広く現場仕事を営む傍ら、奥様が担当する事務業務では長く紙ベースでの処理に多大な時間を割いていました。
ご自宅兼事務所のリビングでインタビューさせていただいたのですが、奥様の軽快な語り口が楽しく、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
今回は、そんな奥様の内海さんに夫婦経営のお仕事への想いとマネーフォワード確定申告の導入についてお話を伺いました!
まず、御社の事業内容について教えてください。
当社は、コンクリートやブロックを積み重ねて壁面などを造る組積工事を主に行っている建築会社です。2024年に会社創立30年を迎え、岡山県・広島県・山口県の3県にわたって事業を展開しています。
会社は、主人と私の夫婦で経営している小さな会社です。社長である主人は現場仕事を担当、そして私が確定申告に向けた領収書や経費帳を記録する経理などの事務関係を担っています。
御社の強みはなんですか?
「腕」に尽きると思います。創業から主人が一人で現場に関する仕事を行ってきました。仕事にしてもそう、使う道具を買うにしてもそうですが、まずは自分が先頭に立って仕事をする、そしたら周りの仕事仲間もついてくる、そんな昭和の職人だと思います。
現場仕事に関しては、沢山の職人さんと助け合い譲り合い、日々勢いのある仕事をしています。助けられることに今も尚感謝を忘れない姿は素晴らしいな、と妻としても誇らしいです。
これからも、既存の方に留まらず新規で出会って行く方と良いご縁がありますよう、主人の裏で貴社のシステムを以てスムーズな経理に努めて参ります。
会社としては、一人に頼りきりな姿勢はよくないかもしれませんが、今は従業員を増やしたいとも増やしたくないとも考えていなくて、困っている人がいたら雇おうかな、くらいの気持ちです。
日々鍛錬という言葉が当てはまるほど、本当に昭和のテレビの中にしかいない人のような雰囲気があります。でも、仕事に対する主人の性格と人柄こそが、当社としての「腕」そのものになっているのだと思います。
会社を経営する上で、ご夫婦間でのコミュニケーションはかなり意識されていますか?
お互いにかなり話しますね(笑)。それこそ1日にあったことを1から10まで全部話すくらいです。だから現場で何があったか、誰がいたか、どこに行ったかある程度把握しています。
担当業務も違いますし、何か現場であっても私からすぐに何か協力してあげられるわけでもありません。だからこそ、主人のできない事務仕事を私もできないなりに一生懸命頑張ろうと日々努めています。
元々事務所だった部屋が、今ではペットの部屋になってしまったと語る内海さん。
愛犬のてんちゃんと愛猫のさんちゃん
システムの導入について
システムを導入したきっかけを教えてください。
たまたまYoutubeでシステム関連のサービスを見たことがきっかけです。元々、請求書をはじめ事務関連の業務は、ずっとアナログなやり方をしていました。パソコンを使ってもっと効率的に事務作業をしたい、と思っていましたがなんとなく機会が来ず、いつの間にか10年くらい経ってしまってたんです(笑)。
最初はもちろん、個人事業主だということもあってシステム導入は敷居が高いと感じていました。支援事業者さんも大手しか相手していないのではと思っていました。ですが主人が、思い切って導入しよう、とシステムやIT補助金についても調べ始めました。税理士さんに3、4社ご紹介していただいた中で色々と電話をしてみて、接客の対応もよく会社からの距離も近いITPOINTさんにお世話になろうと決めました。
導入後に変化はありましたか?
導入から間もないこともあって、まだあまり活用できていないのが現状です(笑)。それでも直近で言えば、インボイス制度の開始にあたって大変助かりました。インボイスが始まり登録番号が新たに請求書にも必須になったことで、従来の紙ベースでの管理では処理が追いつかなくなっていました。当社のような夫婦経営の小さな会社では、正直手に負えなくなるなぁ、と不安に感じていたところだったのでパソコンでの管理が可能になり大変助かっています。
「導入で大変だったことはありません。全て懇切丁寧に教えてもらいました。あんなに親切な人は今までいませんでした(笑)。」
内海氏
導入後に際して大変だったことはありましたか?
「特にありません」が本当に正直な感想です(笑)。システムを導入するに際しては、お世辞抜きで本当に親切にしていただきました。デジタルの知識が全くゼロな私たちに対して、1から丁寧に教えていただいたんです。私たちのような小さな会社であっても、ちゃんと対面で足を運んで誠実に対応してくださって本当に感謝しています。
教えていただいた際には、わからないことはわからない、疑問を全部聞くことを心がけていました。せっかくお忙しい中お越しくださっているので、後から電話で聞くことのないように全て質問しました。
最後に、今後の展望についてお聞かせください。
そんなに表立って言うことは特にはありませんけど……(笑)。事務的なことでいうと、将来的には従来紙ベースで行っていたものを全て電子化したいと考えています。
小さな会社ですが、時代に取り残されたり、錆び付いたと思われたりするのは絶対に嫌です。今でも仕事で使う道具はいち早く最新のものを導入していますから、今後もアップデートを繰り返していきたいですね。
内海さん、インタビューありがとうございました!
※掲載内容は取材当時のものです。
<コラム>新米PR髙木の気になる〇〇
新米PRである髙木が、ご担当者様とお話する中で気になったことを勝手に掘り下げるコーナー。今回のテーマは『社長の人柄』。
インタビューではお会いすることができませんでしたが、奥様が語る社長様の姿が魅力的だったので、深掘りしてご紹介します!
本編にもありましたが、とにかく新しい工具や機材は誰よりも早く買って試されるそう。 そして使ってみてどうだったかを現場で共有されます。新しい工具で更に効率アップが主人らしいと奥様は言われておりました。
「もし私が男で働くなら勤勉でタフな主人の下が良い」と奥様は語っておられましたが、新しい工具をどんどん取り入れられる姿は、流行を先取りするファッションリーダー のようでもあるなと思いました! 現場で顔が広いため、トラックを見ればみんなが「あ、 社長だ」と気づくそうな。 昭和の男で、腕一本で会社を引っ張ってこられた 社長様にもぜひ会ってみたいなあと思いました。
楽しいお話をありがとうございました!